Vancouver Note

バンクーバー生活のメモなど

大麻事業者と連邦法規制。そしてビットコイン?

 NYTの「Banks Say No to Marijuana Money, Legal or Not」が興味深かったので感想。

要旨

  • アメリカでは、医療用大麻や嗜好用大麻の販売が認められている州が拡大しつつあるものの、連邦法では大麻は違法となっている。
  • そのため、銀行は連邦政府に目をつけられることを恐れ、合法な大麻事業者であっても銀行口座開設がほとんど認められない。
  • 結果、事業者は現金の取り扱いに頭を悩ませており、納税に際して多額の現金を運ばなければならない等のリスクを抱えている。

反応

 こういう場面でのビットコインの有用性が話題になっていないのかと思い調べてみると、ビットコイン関連のニュースを扱うサイトや掲示板では議論が交わされている模様。 (記事のタイトルとbitcoinで検索)

 ざっと見た限りではビットコインありきの話ばかりではなく、冷静に反応している人が多いように思われる。個人的にも、

  • 乱高下の激しいビットコインで資産を運用するリスクの高さ
  • ビットコインATMが普及していないこと

を踏まえると、まだまだ州法と連邦法の隙間を狙えるほどビットコインの汎用性は高くない印象を受けた。

 事業者の口座開設については年明けに嗜好用大麻を解禁したコロラド州が連邦政府に要望を出しており (Colorado lawmakers to feds: Let marijuana businesses bank) 今後ワシントン州での解禁を踏まえると州政府レベルでの動きは活発化していくと思われる。ビットコインが安定的に受け入れられるのが先か、連邦政府が何かしらを例外を設けるのが先か、、、

バンクーバーと大麻

 ちなみにカナダでは医療目的外での所持/使用は禁止されているが、当該行為が発覚した場合の対応は比較的緩いらしい。北米では4月20日に「マリファナデー」と呼ばれる大麻合法化運動が行われており、2012年にはデモのためバンクーバーの主要道路が封鎖されたとか。 (北米でマリファナデー、各地でデモや大麻パーティー)

 個人的には、平常ではない高揚感に浸っている人との関わりは御免被りたい。そもそも「アルコールやタバコよりも危険度は低い」という主張は解禁する理由にならないと思うが。

転換語nonethelessとnone the 比較級

Essay等を書く際に必ず教えられるtransitional words(転換語)。文章の論理構成を明確にするために使用され、代表的なものには

  • Firstly, first of all
  • Besides, in addition
  • However, nonetheless
  • As a result, in conclusion

などがあるが、その中の逆接に用いられるnonethelessについてのメモ。

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語学学校(BCIT ISEP)レビュー

 BC州の州立工科大学、British Columbia Institute of Technology (BCIT) で開設されている語学プログラムInternational Student Entry Program (ISEP) を1 term (7 weeks) 修了してみての感想。

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 バンクーバーへ来る理由としてはワーキングホリデーや留学等あるが、ほとんどの方は最初はホームステイを選ぶでしょう。というわけで、自分の経験や周りに聞いた話含めてバンクーバーのホームステイ事情についてメモ。

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